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見頃の植物 |
〈2008.09.03更新〉 | |||
9月になりました。早いもので、この見頃の植物コーナーを私たち9期生が担当して半年以上過ぎました。今年の夏、淡路島は雨が少なく学校内の植物も少々夏バテ気味です。もともと降水量が少ない瀬戸内海式気候の淡路島。先人たちは多くのため池をつくり農業用水を確保してきました。田んぼとため池がつくる風景は、淡路島らしいものだと言えます。 まだまだ暑いと思っていましたが、空は高く感じられ、雲もいつの間にか夏とは違う顔を見せるようになりました。もちろん学校内の植物も季節を敏感に感じとり、私たちに夏の終わりをそっと教えてくれています。夏休みで帰省していたクラスメイトも戻ってきて、またにぎやかな学校生活が始まります。 |
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ヒガンバナ 科名:ヒガンバナ科 原産地:日本・中国 花言葉:情熱、悲しい思い出 など 植栽場所:駐車場付近、花の庭など
学校内には白色の花のものもあり紅白のヒガンバナが見られます。海外では多くの園芸品種が作られ、観賞価値の高い品種も増えています。新たな目線で見るとヒガンバナの魅力に気づきますね。皆さんも、コルチカムなど秋咲き球根と共に、ヒガンバナも植えてみてはいかがでしょうか。
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ユーパトリウム・コエレスティナム Conoclinium coelestinum 科名:キク科 原産地:北米 花言葉:思いやり、ためらい など 植栽場所:カラーガーデン、花の庭
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<小特集 ブラック&ブロンズリーフプランツ> | |||
ALPHAガーデンには、来客の方の目を楽しませると同時にそのまま教材となるような植栽テクニックも多くあります。花壇というと花に注目しがちですが、植物には花に負けない葉色や個性的な形を持つ物も多く、とくに花が少なくなる夏花壇にはこういった葉を楽しむ植物を利用することが成功の秘訣です。今回はそのなかでも銅葉の植物を集めたカラーコーディネートのコーナーを特集し、いくつか紹介したいと思います。 |
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メギ‘アトロプルプレア’ Berberis thunbergii‘Atropurpurea’ 科名:メギ科
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イレシネ Iresine herbstii 科名:ヒユ科
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ハゲイトウ 学名Amaranthus tricolor 科名:ヒユ科
良く花壇に植えられるケイトウ(Celosia cristata)とは全く違う姿形なので利用方法も変わってきます。ハゲイトウは背が高くなるものが多いので花壇の背景や、フォーカルポイントとして単植すると引き立ちます。 |
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バジル‘ダークオパール' Ocimum basilicum‘Dark Opal’ 科名:シソ科
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カンナ 科名:Canna cvs.
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そのほかにも、セトクレアセア(Tradescantia paliida ‘purpurea’)や、ダリア‘ミッドナイトムーン’(Dahlia spp. ‘Midnight Moon’)、トウガラシ‘ブラックパール’(Capsicam annuum‘Black Pearl’)コクリュウ(Ophiopogon planiscapus)、ヒューケラ(Heuchera micrantha)などの植物がこのコーナーに植栽されています。遊びにいらした際には植物のカラーコーディネーションの参考にご覧下さい。 |
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セトクレアセア |
ダリア‘ミッドナイトムーン' |
トウガラシ‘ブラックパール' |
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<学生のALPHAな日々⑧> | |||
7月21日海の日に、学校の実習林へ近隣の小学生を招いてプレイパークを行いました。これは専門課程2年生の授業の一つ「植栽管理演習」のなかで、小学生に自然の面白さや不思議、時には危険を遊びを通して知ってもらうことを目的に行われるものです。学生はこの日のために準備を重ね、小学生に楽しんでもらうため知恵を絞りました。当日は晴天に恵まれ、木漏れ日の中でクイズを交ぜた自然探検や工作、学生が作った遊具で遊んだり、火をおこして調理したり、一日中体をフルに使って遊びました。 果たして小学生たちの夏休みの日記にはこの日の冒険はどう書かれたことでしょう?夏の思い出の1ページとしてずっと心に残ってくれるといいなぁと学生達は思うのでした。 |
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気分はターザン!? |
最後はみんな笑顔で記念撮影☆ |
*見頃のページをご覧頂いた(ている)皆様、ありがとうございます。ご意見や、ご感想などをお寄せ下さい。alpha@awaji.ac.jp |