ALPHA
Garden
        見頃の植物     
(2005.6.17)

雨ふってくれ~ぃ

がくあじさい

うだる暑さの中、ふと目にとびこんできたガクアジサイの「青」にすーっと心が安らぐのを感じました。(竹林にて)
 ムシムシとした熱気がガーデンに満ちています。園芸という仕事にたずさわるまでは梅雨といえばじめじめ、かびかびと、あまりいい印象を持ったことがありませんでしたが、、今では3日に一度の降雨は(たとえ洗濯ものが乾かなくとも)まるでごほうびをいただくような喜びです。十分に地面が潤ったところで、雲間から日が差すと濡れた緑が日に輝き、いっそう生き生きとした表情を見せてくれます。
 約束通りにあじさいが花開き、宿根草の花壇はいっそうにぎやかになってきました。前回ご紹介したキッチンガーデンではトマトが大きくなってきました。しかし、病害虫にも注意しなければいけない季節です。日増しに緑が濃くなる木々を見上げるとカミキリムシがぶーんと元気よく飛んでいきました。通風や、灌水に注意して一つ一つの植物の状態を良くするとともに、早期発見、早めの防除で薬剤の使用を極力少なくしたいものです。


アルセア・ロゼア ’ピーチズ・イン・ドリーム’
学名:Alcea rosea 'Peach's in Dream'     
科名: アオイ科
植栽場所: 宿根草ボーダー、カラーコーディネーション


ダブルフラワーのタチアオイです。ピーチカラーを植えてみました。一般的なタチアオイよりもずっとエレガントな花が印象的です。夢見るピーチ(桃)とは何ともロマンティックな名前です。
クラリーセージ 
学名:Salvia sclarea
科名:シソ 科

植栽場所:テクスチャー&フォルム

蒸し暑い気候にあまり耐性のないサルビアの一種ですが、見応えのある優しい花が咲きました。薬効のあるエッセンシャルオイルが採れることで知られています
ラバテラ ’バーンズレー’ 
学名:Lavatera 'Barnsley'
科名:アオイ科  
植栽場所:カラーコーディネーション

昨年の春に植えたものの、昨年は生き残るのがやっとでした、7割が生き残り、今年は見事に花開きました。白い花がさわやかで、初夏の庭を涼しげに彩ります。
アルストロメリア
学名: Alstroemeria spp.
科名:ヒガンバナ科    
植栽場所:花の庭

切り花として人気の花ですが、花壇にも欠かせない植物です。開校当初に植えられた株があちこちでたくましく育っています。手前はその名も「神戸ラベンダー」暑さ寒さに強く改良されたものだそうです。
ルドベキア・ヒルタ
学名:Rudbeckia hirta
科名:キク科  
植栽場所:カラーコーディネーション

ほしかったのはルドベキア’アイリッシュ・アイ’という花芯がグリーンの花。間違って納品されてしまったこの花は2年目を迎えて元気に咲きました。
ま、いっかこれはこれで......。右下は白花のエキナセアです。
モナルダ・ディディマ 
学名:Monarda didyma
科名:シソ科  
植栽場所:カラーコーディネーション

こちらもあまり日本の夏が得意でない植物ですが、この株は毎年よく育ち、花も見事に咲かせます。淡いピンクのデリケートな花が優しい印象です。ハーブとしてもよく知られている植物です。
ニューサイラン 
学名:Phormium tenax
科名:リュウゼツラン科  
植栽場所:風の庭、花の庭

華やかさには欠けますが、ニューサイランの花はなかなか目にすることがないと思います。今年は2カ所で開花が確認されました。
ニューサイランは「ニュージーランド・サイザルアサ」の略、その昔は繊維を取るために栽培されました。
カールドン 
学名:Cynara cardunculus
科名:キク科  
植栽場所:テクスチャー&フォルム

アーティチョークの仲間ですが、花はオレンジほどの大きさで、葉の切れ込みが深く、棘も鋭い、背丈は2mほどになります。個人的にはアーティチョークよりもずっと姿が美しいと思うのですが、いかがでしょう。






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