コムラサキ
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写真:コムラサキ |
学 名:Cuphea hyssopiforia
科 名:シソ科
原産地:日本
植栽場所:研究棟玄関前
花の時期:6~8月
果熟期:10~11月
この時期になると、低木で鮮やかな小さい紫色の実をつけた植物がいます。それは、コムラサキという木です。花屋さんでも見かけたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
このコムラサキは山野に生えるムラサキシキブとは同属で似ているのですが、特徴としては、葉の大きさは5㎝前後で先半分にだけ鋸歯があること、ムラサキシキブよりも果実は密につくことです。
花よりもこの鮮やかな実のほうが鑑賞され、コムラサキの方がよく庭木に利用されます。別名の小式部は、紫式部よりも小さいことからその名がついたそうです。
鮮やかできれいな色の実をしたコムラサキを見ると、こんなイヤリングや髪飾りなどのアクセサリーがあったらとても可愛いだろうなぁと思いました。そんな、可愛らしいコムラサキの実はまだまだ鑑賞することができます。
秋の散策をする際に、ぜひ探してみてください。
ここで一首
日常に そっと趣 添える コムラサキの 艶やかさよ(詠み手:アーリー・ニシジマ)
<参考①:林将之.葉で見わける樹木 増補改訂版.p169.2010年(株式会社 小学館)>
<参考②:岩崎哲也.ポケット図鑑 都市の樹木433.p289.2012年(株式会社 文一総合出版)>
<参考③:尼川大録・長田武正.検索入門 樹木②.p57.2008年(株式会社 保育社)>
<参考④:榎本好宏・木村義志・萩原信介.学研もちあるき図鑑 まるごと日本の季節.p172.2011年(株式会社 学研教育出版)>