ノジギク
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写真:ノジギク |
学 名:Chrysanthemum japonense
(Makino) Nakai
科 名:キク科
原産地:日本(四国・九州)
植栽場所:エントランスゾーン
ノジギクは野路菊と書き、野の路などに生えるキクという意味です。この花は固有種で、日本の植物学の父と言われている牧野富太郎が明治20年に発見し、兵庫県の県花にもなっており、私たちにも馴染み深い花の一つです。兵庫県姫路市ではノジギクの開花情報も公開しています。11/20(木)時点では、見頃のピークは少し過ぎたようですが、まだまだたくさん咲いているようです。遅咲きの所もあるみたいですので、お近くの方は是非立ち寄ってみてくださいね。(http://www.city.himeji.lg.jp/topic/flower/_9371/_9485.html)
アルファガーデンではエントランスゾーンにたくさんのノジギクの花を見ることができますが、そもそもノジギクは、海沿いの草地や岩場などに自生することが多いそうです。水辺が好きなようです。
キク科の花は、実は小さな花が集まってできています。ノジギクも、白い花びらに見えるのは、舌状花といって独立した小花の集まりです。花の中心の黄色の部分は筒状花が集まったものです。このように、一見ひとつの花に見えるのも、近づいてよく見てみるとたくさんの花でできていて…ちょっとしたマジックみたいで面白いですよね。
最後に、ノジギクに良く似たリュウノウギクとの見分け方を短歌に込めたいと思います…
ノジギクは 茎の先端 に複数 リュウノウギクの 花は一つよ(詠み手:mum forever)
<参考①:原色園芸植物図鑑・草本編Ⅰ. P.59. 1957年(株式会社保育社)>
<参考②:牧野富太郎植物記6海辺の花 . P.112. 1974年(株式会社あかね書房)>
<参考③:夏と秋の野外植物.堀勝. P.50. 1968年(株式会社保育社)>