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ヒメツルソバ
写真:ヒメツルソバ
学 名:
Persicaria capitata
科 名:タデ科
原産地:ヒマラヤ地方
植栽場所:
アルファガーデン階段付近など
秋も深まり、紅葉も落ち着いて景色が少しさみしくなった頃、目を落とすと可愛らしいコンペイトウのような花をたくさん咲かせるヒメツルソバと出会うことができます。 タデ科の大きな特徴であるV字模様の葉脈をしていているので、花のない時期にも地を覆う様が特に目立ちます。 グランドカバーにもよく用いられるほど強健で、多年生のために、近年では逃げ出してしまってお庭の困り者になっていることも多くあります。
ヒメツルソバの学名は、「Persicaria capitata」で、属名の「Persicaria」は、ラテン語の「persica(桃)+aria(縮小詞)」を意味し、 タデ属の主な植物の葉が、桃の葉に似ていることからきています。ヒメツルソバの葉は丸みが強いのであまり似ているように感じませんが・・・。 種小名「capitata」は、「頭状花序の」という意味で、一見すると茎の頭頂部に花がぎゅっと付いているので、ピンときやすい学名に思います。
少し茎を引っ張ってみると根っこが簡単に抜けます。よく見ると節毎に根が出ていて、この根が凍結してしまうと枯死してしまいます。 アルファガーデンでは、毎年元気に越冬しているようです。
紅葉も美しいと言われているので、これから寒さが厳しくなっても1つの楽しみになりました。
ここで一首
秘め事も 鶴の渡りと そば離れ 赤く色づく 葉っぱとコタツ
(詠み手:光る奈良)