ヤマボウシ
学 名:Cornus kousa ( 旧:Benthamia japonica)
科 名:ミズキ科
原産地:日本、朝鮮半島、中国
植栽場所:四季の庭
ALPHAも暖かくなり木々にも花が付き始め色とりどりの花を見られる季節になっています。
花の庭にはヤマボウシとハナミズキが近くに植えられており遠くからでは、どちらが
ヤマボウシでハナミズキか悩んでしまうほど似ています。
見分け方としては、ヤマボウシの葉は触るとザラザラしており、葉裏の主脈の脇に茶色の毛が
密集しています。
葉を揉むと熟していないリンゴのような臭いがします。
ハナミズキの葉は触るとツルツルしており、葉裏には脈に沿って白い毛がびっしり生えています。
葉を揉むと微かにゴムを焼いたような臭いがします。
花期は5月から7月であり、先端に白い花びらを4枚付けます。
厳密に言うと花びらの様なものは総苞と呼ばれ葉に近いものだそうです。
9月から10月頃にはサッカーボウルのような形の赤い実を付けます。
去年ALPHAで果実を食べてみましたが、ねっとりとした食感で甘みもありました。
なおハナミズキの果実は不味かったです。
こんなところで大活躍!
ヤマボウシの材は堅いのでカシの木がない地域では下駄、櫛など
器具材の代用品として使われていました。
果実は食用として、生食、果実酒にされたりします
<参考①:都市の樹木433 著者:岩崎哲也 出版社:文一総合出版
<参考②:NHK趣味の園芸樹木図鑑 著者:北村文雄 巽英明 妻鹿加年雄 出版社:日本放送出版協会
<参考③:ヤサシイエンゲイ:http://www.yasashi.info/ya_00006.htm