コムラサキ
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学 名:Callicarpa dichotoma
科 名:クマツヅラ科
分 布:福島県以西~台湾、中国
植栽場所:学校(研究棟)玄関脇
<特徴>
コムラサキは、初夏に薄紫色の花を咲かせ、秋に紫色の小球形の果実を多数付ける落葉低木です。葉は上半分に鋸歯が見られ、対生です。
コムラサキと似た種に、同科同属のムラサキシキブ(C. spp.)があります。家庭の庭で見られムラサキシキブと呼ばれるものは、実際にはコムラサキであることが多いです。コムラサキとムラサキシキブの見分け方は<コラム>にて。コムラサキの白色品種に、シロシキブ(C. dichotoma f. albibacca)があります。
<コラム>
コムラサキとムラサキシキブの違い
◆果実の付き方:
コムラサキは果実が固まってつきますが、ムラサキシキブは比較的疎らにつきます。
◆葉柄と花柄の付く位置:
コムラサキは少し離れて出ますが、ムラサキシキブは近接しています。
◆葉の鋸歯:
コムラサキには上半分にしかありませんが、ムラサキシキブは全葉に鋸歯があります。
◆樹高:
コムラサキの方が低く(2~3m)、ムラサキシキブの方が高い(3~4m)です。
◆枝垂れ:
コムラサキは枝垂れますが、ムラサキシキブは枝垂れません。
◆分布:
コムラサキは家庭の庭先に植栽されていることが多く、ムラサキシキブは山野の林に自生しています。