ススキ
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学 名:Miscanthus sinensis
科 名:イネ科
原産地:東アジア
植栽場所:園芸療法ガーデンほか
花の時期:9月~10月
今月の様子:枯れ尾花
特徴
草原を構成する代表的な多年草で多数の茎が1m~2mにも立ち上がり大きな株を作ります。
穂は約15cmで芒(のぎ)をもち、この部分のために銀色に光って見えます。秋の七草の一つです。
葉の中央には白いラインが入り、縁は鋸歯があって手など切りやすいので扱いには注意が必要です。
豆知識 【初冬の風物詩―露見草―】
尾花とはススキの穂が動物の尾に似ることからいわれています。
冬を前にした朝、枯れ行くススキに夜露が降りその姿にはかなさを見たことから露見草とも呼ばれます。
今月の見ごろの植物ではそんなススキに風情を感じていただきたいと思い、この植物を選びました。
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<参考①: 趣味の園芸>
<参考②: 河原武敏 『源氏物語』二条院その他の庭園描写ー古典文学の庭園描写に関する研究(4)造園雑誌50 (2)89-107 1986>
<参考③: 週刊四季花めぐり4 萩・薄秋の花 小学館2002>