シモツケ
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学 名:Spiraea japonica
科 名:バラ科
原産地:日本、朝鮮半島、中国
植栽場所:日本庭園へ向かうスロープ沿い
花の時期:5~7月
今月の様子:現在は蕾です(開花まであと2週間ほどです)
特徴
日本~中国にかけて分布する落葉性の低木です。
シモツケという名前は下野国(しもつけのくに:現在の栃木県)ではじめて見つけられたところに由来します。
栃木だけではなく北海道から九州にかけての山地に幅広く自生している花木です。
基本的には庭植えにします。
野生の趣があり、ふんわりした姿が持ち味なので、和風の庭や自然風の庭によく合います。
本校でも日本庭園へ向かうスロープ沿いに植えており、やわらかな雰囲気を演出しています。
また、明るい黄緑の葉をしたシモツケの園芸品種が植栽されています。この種は光の当たり具合によっては緑の葉へ戻ってしまうこともあります。
豆知識【ブーケのように咲く小さな花】
シモツケの花は5mmほどの小さな花が枝先に群れて咲くため、遠くでみるとまるでブーケのようです。
淡い紅色が、葉の濃緑色と絶妙なコントラストとなっています。
園芸品種の中には、1株で白とピンクの花が咲くものや濃紅色の花が咲くものもあるそうです。
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<参考①:濱野周泰.2009.大人の園芸 庭木 花木 果樹.p243.小学館>
<参考②:新・花と緑の詳しい図鑑>
<参考③:ヤサシイエンゲイ シモツケ>
- (撮影日:5月13日)