カルミア
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学 名:Kalmia latifolia
科 名:ツツジ科
原産地:北アメリカ東部
植栽場所:沈床庭園
花の時期:4~6月
特徴
常緑の低木で、高さは1‐5mになります。鉢植えでは20cm程度に収めることもあります。
春に五角形の浅いお椀のような形の花をボール状にたくさん咲かせます。
蕾はアポロチョコレートのような形をしています。満開時は木全体を覆うようになります。
花の大きさは2cmほどで、色は白色や淡紅色が基本です。丈が低いうちから花を咲かせるので、庭木の他、鉢花にも向きます。
葉は濃緑色で表面に光沢があります。葉にはアンドロメドトキシンという有毒成分が含まれているといわれています。
ツツジの仲間は毒を含むものが多いようなので、葉や花を口に入れないように注意してください。
豆知識【花の秘密】
カルミアの花をよく見ると、花びらがデコボコしていてそのくぼみの中に雄蕊の先端(葯)が
収まっているのがわかります。実は、この雄蕊は虫などが飛んできて刺激を受けると飛び出すんです!
この時に虫に花粉が付着し、別の花へ花粉を運んでもらう仕組みになっています。飛び出した葯は、
しばらくするとまた花びらのくぼみへ戻ります。また、雌蕊は雄蕊よりも少し遅れて熟し、自家受粉を防いでいます。
とっても賢い花だと思いませんか?
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<参考①: ヤサシイエンゲイ>
<参考②: YNWC的な日常>
- (撮影日:5月23日)