見頃の植物

タマスダレ

タマスダレ
学 名:Zephyranthes candida
科 名:ヒガンバナ科
原産地:ペルー
植栽場所:花の庭、車道沿い
花の時期:7~11月
果熟期:10~11月


特徴
 春植えの球根植物。耐寒性があり、温暖地では葉をつけて越冬します。長さ20~30cm、幅4~5cmの肉厚の葉を約10枚出します。1つの花茎に1つの白花を咲かせます。  花の寿命は1~3日で短いですが、次々と花を咲かせるために長く楽しむことができます。


豆知識 【タマスダレの実はおいしそう】
 タマスダレといえば、あの白い花が印象的ですが、今回は少し視点を変えて実の楽しみ方をご紹介します。この実をじっくりみてみましょう。 上からみると三つ葉の形にそっくりです。ヒガンバナ科ですから実は食べられませんが、お腹がすいているときにみるとヤマノイモのムカゴのようにも見えます。
 実は裂果でありますので、熟した実は、3つに裂けます。実が茶色に熟したものを観察すると落花生の殻の中(実の果皮)に干しブドウ(種子)が入っているようでした。。
 味わい深い“さては南京タマスダレ”
 
 
<参考①:朝日園芸百科第4巻. p.49-51. 1988年(朝日新聞社)>  
<参考②:朝日百科世界の植物9 種子植物.p.2285-2286.1980年(朝日新聞社)>  
<参考③:園芸植物大事典3.p.78-79. 1989年(小学館)>  

タマスダレ
(撮影日:10月11日)