オウゴンバメタセコイア
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写真:オウゴンバメタセコイア |
学 名: Glechoma hederacea ssp.grandis
科 名:ヒノキ科
原産地:中国
植栽場所:一般駐車場近く
花の時期:2~3月
一般駐車場から、学内に入る際にとても大きな木が立っているのですが、みなさん御存じでしょうか。それは、オウゴンバメタセコイアというメタセコイアの品種の木です。このオウゴンバメタセコイア、この時期普通のメタセコイアよりも葉がとても奇麗な黄緑色をしています。
遠くからみても目立っていて、とても存在感のある木です。
特徴は、まず針葉樹としては珍しく落葉樹であることです。同じ落葉針葉樹のラクウショウと少し似ているのですが、ラクウショウは葉のつき方が互生でメタセコイアは対生というところに違いがあります。秋にはレンガ色に紅葉し、冬になると枝ごと落葉します。
実はこのメタセコイア、古い時代に絶滅したものと思われていたのですが1945年に中国の四川省で発見され「生きた化石」として話題となったそうです。現在、公園や学校、街路樹としても植えられており、よく見かけるメタセコイアにそんな過去があったとは!そんな豆知識を知ってから見るとなんだか親近感が湧いてきます。
皆さんも見かけたときは、そんな話を思い出しながら黄緑色の葉に癒されてみてください。
ここで一句
止まっていた 時間動き出す メタセコイア (詠み手:アーリー・ニシジマ)
<参考①:林 将之.葉で見分ける樹木.p282-283.2010年(株式会社 小学館)>
<参考②:金田洋一郎.新ヤマケイポケットガイド⑪庭木・街路樹.p246.2011年(株式会社 山と渓谷社)>
<参考③:矢口行雄.樹木医が教える緑化樹木辞典 ハンディ版 病気・虫害・管理のコツがわかる!.p378-381.2013年(株式会社 誠文堂新光社)>