見頃の植物

パイナップルリリー

パイナップルリリー</dt
写真:パイナップルリリー



 学 名:Eucomis autumnalis
 科 名:キジカクシ科
 原産地:南・中央アフリカ
 植栽場所:ガゼボ付近


 穂状の花の上に葉のようホウが付き、パイナップルに似ていることから、パイナップルリリーと呼ばれています。開花前のパイナップルリリーは、まだ大きくなる前のパイナップルにそっくりで、庭のポイントや、鉢植えにして楽しむことができます。また、別名のユーコミスという名前でも知られています。

 花色は、淡黄、ピンクなどが知られていますが、近年、品種改良も進み、草丈25~30cmの矮性種で、芳香性のある白から緑に変化する花を持つ「プンクタータ」や、紫系の独特の花色とブロンズがかる葉が夏花壇のアクセントにもなる「スパークリング バーガンディ」などもあります。

 7~8月の開花に従い、花穂が重くなるので、支柱などで支えるとよいでしょう。花後にはお礼肥を。日当たりと水はけのよい場所を好み、耐寒性が高いので、凍らせなければ、そのままで冬越しできます。


ここで一句、
 おもむきに 南国おもわす ユーコミス (詠み手:後藤田政春)



私事ですが、
以前、沖縄で購入したパイナップルのヘタを切って、植えつけると新しい芽が出てきました。それは、低温で枯らしてしまったのですが。パイナップルリリーとパイナップルを鉢植えにして、姿を比較してみたらおもしろいかもしれません。



<参考①:花づくり園芸館 阪本昭夫 小学館 1998年>  
<参考②:上手な植物選びで今すぐ庭づくり ベランダガーデニング 植物ガイド 久世利郎 グラフィック社 2010年>  
<参考②:花と野菜ガイド 瀧井博一 タキイ種苗 2014年>