見頃の植物

カンナ

カンナ</dt
写真:カンナ



学 名:Canna cvs.
科 名:カンナ科
原産地:熱帯アメリカ
植栽場所:銅葉のコーナー
花の時期:6~11月


 校内の沈床庭園を歩いていると一際目立つ高さのある花、カンナに出会います。特徴として、葉は大きく学校に植栽されているのは銅葉なのですが、黄色で斑入りの葉のビューイエローという品種のものもあります。  また、花の色はさまざまで赤、黄色、橙色、桃色などあります。草丈は、50~150cmと大型のものから小型のものまであります。

そんなカンナは、日本には明治の末期にやってきました。また、種名のgeneralis は 一般の という意味です。栽培されているカンナはすべて園芸種で、19世紀の中頃にフランスで改良され、多くの種の交雑が行われた園芸植物だそうです。

そして、カンナの仲間には食用のものがあるのをご存知でしょうか。根茎にデンプンが蓄積されており、熱帯、亜熱帯地域では飼料、薬用、食品加工原料などに利用されているそうです。観賞用だけでなく食用のカンナがあるのは、私も驚きました。いったいどんな味がするのか・・。とても気になります。観賞だけでないカンナの魅力をさらに知れたような気がします。 カンナは、開花期が長いのでまだまだ花を楽しむことが出来ます。みなさんもぜひ、アルファの庭を訪れた際には見てみてください。
 

 

     ここで一句
夏空に ひときわ目立つ 深紅の花 (詠み手:アーリー・ニシジマ)


<参考①:塚本洋太郎.原色園芸植物図鑑[Ⅳ]-改定版-.p26.1990年(株式会社 保育社)>  
<参考②:鈴木哲.四季の花色大図鑑.p121.2010年(株式会社 講談社)>  
<参考③:金田一.散歩で見かける四季の花.p147.2013年(株式会社 日本文芸社)>  
<参考④:高知大学ホームページhttp://www.joho-kochi.or.jp/johosi/0708/daigaku.html(2014/07/13アクセス)>