見頃の植物

スティパ

スティパ</dt
写真:スティパ



学 名: Stipa tenuissima
科 名:イネ科
原産地:中央アメリカ
植栽場所:エルフガーデン



 ボリューム感たっぷりの葉が風に揺れています。
< 葉の1本1本は細長く、風に吹かれる様子は柔らかな髪がさらさらとなびいているようで、初夏のまぶしい日差しの中で涼しげな印象を与えます♪
1本の葉をよく見てみるとまっすぐのものやパーマをあてたように波打つものなどそれぞれに個性がありとてもユニークです。
さらに葉の色は根本付近は鮮やかな緑色をしていますが、葉の先に向かっては金色がかった部分もあったり、今の時期は先の方に赤い花穂がついており、そのゆるやかなグラデーションがなんとも美しい時期です。
葉が長く伸びるため単体で大きく育てて使っても良し、お庭の植栽においてグランドカバーとして他の花との組み合わせを楽しむのも良し!
日当たりがよく水はけのよい場所を好み、岩場などの乾燥気味の場所でもよく映えます。
このようなイネ科やカヤツリグサ科の植物はオーナメンタルグラスと呼ばれ、葉が茂る様子が美しく、そのボリュームのある葉で花の少ない季節にも庭の雰囲気づくりに使われ、ナチュラルな空間を演出してくれます!
今回紹介しているエルフガーデンのエリア一体にも様々なオーナメンタルグラスが11種類も植栽されています!そよそよと風に揺れる葉の様子とそれぞれの異なる葉の姿をじっくり眺めてみてください。
スティパ こんなところで大活躍!

 植栽管理に比較的手間がかからないものとしてイネ科の植物が屋上緑化などの都市の緑化に活用されているそうです!
生育のよい葉を活かして涼しげなまちの緑の創出に役立てていけたら良いですね。


<参考①:THE ENCYCLOPEDIA OF ORNAMENTAL GRASSES p160 Greenlee>  
<参考②:屋上緑化に最適な植物例「地被植物」 田島緑化工事株式会社 www.tajima-ryokkakouji.jp/tech/plants-chihi.shtml >