シマトネリコ
学 名:Fraxinus griffithii C.B.Clarke cvs.
科 名:モクセイ科
原産地:沖縄以西の亜熱帯地方
植栽場所:風の庭他
梅雨も終わりが近づき、蒸し暑い日の光が照りつける7月。木全体を白く彩るように花を咲かせるシマトネリコです。
別名タイワントネリコ、タイワンシオジの名前からも原産地は沖縄より西の亜熱帯地方になります。
初夏に、樹冠を覆うように4枚の花弁の白い花を多数つけます。また光沢がある羽状複葉の葉と相まって爽やかな雰囲気を漂わせています。
日射しが強くなればなるほど、涼しげに見えるような気がしますね。
ただ、この花弁は少しの風でも散ってしまい、付近の地面には小さな無数の花弁が散らばっていました。
漢字では島秦皮と書くそうでその名前からも樹皮に特徴があり、触ると薄く見た目も白味を帯びた滑らかな感じがします。成木になると、樹皮
が鱗状にはがれるくるそうですが、学校のシマトネリコはまだはがれていません。
シマトネリコはその夏の爽やかな雰囲気と羽状複葉では珍しい常緑樹のため、1年を通してその姿を楽しませてくれます。あまり樹木に詳しくない
私の友人もその姿に一目惚れして庭木として植栽しようとしていたのを思い出しました。人の生活に身近に寄り添い、引きつける魅力をもった
素敵な樹木のひとつですね。
こんなところで大活躍!
庭木、街路樹など至る所で見られ
ます。ただ亜熱帯産のため寒さに
は弱く冷涼な地域では植栽が難し
いそうです。
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参考文献:都市の樹木 岩崎哲也
樹木の葉 林将之