マンリョウ
学 名:Ardisia crenata
科 名:サクラソウ科
原産地:日本(関東より南)、朝鮮半島、中国、
台湾、インド
植栽場所:玄関
12月に入り、クリスマスの季節となりましたね。
ヒイラギモチだけなく、赤い実をつけた植物がいくつか見受けられるようになりました。
その中のひとつ、マンリョウを今日はご紹介します。
茎は直立し、上部でまばらに小枝をだし、高さは0.3m~1mになるそうです。
7月頃に、小枝の先に直径1cm程度の白い花を散房状につけ、この時期に真っ赤な
実をつけます。
この実について、外見は赤いですが皮を剥いてみると、黄色い果肉と種が出てきます。
一見サクランボのようでおいしそうな気がしますが、少し剥いて嗅ぐと
サヤエンドウのような植物特有のにおいがするので、
私は少し食べる気が失せてしまいました。
このようにまんまるな赤い実をつけたとても愛らしいマンリョウですが
実以上にかわいいのが、葉っぱです。
葉の鋸歯がとても特長的でフリルのようです。
女の子であれば、一度見たら忘れられない葉っぱなのではないでしょうか。
こんなところで大活躍!
熟した果実はそのまま食べることができるみたいですが、たまに果実酒にされる人もいるみたいです。
また、「センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)、アリドオシ(有り通し)」と
お正月の縁起木として言われることもあるそうです。
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<参考①:日本の樹木:マンリョウ p609>
<参考②:ヤサシイエンゲイ:マンリョウ http://www.yasashi.info/ma_00012.htm>
<参考③:多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」 マンリョウ http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/map/manryou.html
<参考④:「○両」と名のつく樹木図鑑 http://kanon1001.web.fc2.com/foto_sinrin/017engi_boku/engi_boku00.htm>