ALPHA
Garden
        見頃の植物     
(2005.9.1)

なんと平穏な…

カリオプテリス
クマツヅラ科 Caryopteris × clandonensis





 7月の前半の見頃をご紹介したきり、3回分をすっとばしてしまいました。申し訳ありません。
9月1日といえば、いつもならまだまだ夏の匂いが濃く残っている時期ですが、今年は早くも秋の気配を感じます。(今日は暑いですが)。この夏も確かに暑かったし、外で働くフィールドスタッフや、不運にもスズメバチの攻撃を受けた造園業者の方々にはいつものようにうんざりするような季節であったことでしょう。しかしそれにしてもALPHAガーデンには未だに台風一つ、来ることなく、2週間に一度ぐらいは雨が降り、立秋を過ぎた頃から空気が変わってオミナエシ、エゾミソハギなどの初秋を彩る草花が色づきました。ALPHA開校以来こんなに平穏な夏があっただろうかと思ってしまうのは私だけでしょうか。それとも去年がひどすぎたからでしょうか。
 まだ台風の季節は終わっていないので、安心はできませんが、例年より風害が少なく、水分が多くとれたせいで、庭は青々と茂っています。これから秋の学祭に向けて植え替えの準備に入ります(ホームページの更新も怠らないように!)。このまま平和に季節がすぎていくことを祈りつつ。。。
エゾミソハギ
学名:Lythrum salicaria
科名: ミソハギ科
植栽場所: 市道沿い花壇

市道沿いの花壇の一つに、誰でも親しみ深い「夏の花」たちの花壇をつくりました。ミソハギは盆花ともよばれ、お供え用の花としても古くから親しまれいます。ミソハギよりも華やかなエゾミソハギは、洋風の庭の宿根草ボーダーなどにもよく合います。
ヘリアンサス ’レモン・クイーン’ 
学名:Helianthus 'Lemon Queen'
科名:キク科

植栽場所:宿根草ボーダー
今年の春に苗を購入しましたが、すくすくと成長して2mほどの高さになりました。8株ほどですが、見事なボリュームで足元の他の植物を覆ってしまいます。とはいえレモンイエローの花は暑い夏の太陽を浴びてもさわやかな印象です。
ジニア・プロフュージョン
学名:Zinnia 'profusion'
科名:キク科  
植栽場所:花の庭、市道沿い花壇
花期が長く、丈夫で生育がよいので、夏花壇には欠かせない素材の一つです。日光と十分な水やりによって、今年はとてもいいできになりました。アプリコット色は写真のように中間色がなかなかおしゃれです。
ウコン (ターメリック)
学名:Curucuma longa
科名:ショウガ科    
植栽場所:キッチンガーデン
健康食品としてよく知られているウコンには、一般に春ウコン、秋ウコンとガジュツの別名のある紫ウコンがあり、それぞれ薬効成分がことなるようです。つややかな葉っぱの陰に隠れるように神秘的な花が咲いていました。
カクトラノオ
学名:Physostegia viriginiana
科名:シソ科  
植栽場所:市道沿い花壇
宿根草はどれもそうですが、開花までの「待ち時間」が長いものです。カクトラノオの花壇はずいぶん長いこと緑色だったのですが、ようやくこの季節がやってきました。群植すると見応えがあります。昨秋に株分けをしたので、今年は花も大きめです。
フロックス・パニキュラータ 
学名:Phlox paniculata
科名:ハナシノブ科  
植栽場所:市道沿い花壇
華やかなショッキングピンクの花がとても印象的な花です。植えっぱなしでも強く、花を楽しめる期間も長めなのがフロックスの特徴です。
ギョリュウバイ 
学名:Leptosperumum scoparium
科名:フトモモ科  
植栽場所:カフェテリア前
少し早いのですが、ギョリュウバイの花が咲いていました。一般的には早春から咲き始める春の花ですが、ここではもう少し寒くなる頃から春が来るまで咲き続けます。
ユーパトリウム・コエレスティヌム 
学名:Eupatorium coelestinum
科名:キク科  
植栽場所:展示見本園 青のガーデン
草丈40~50cmほど、アゲラタムによく似た藤色の花がたくさん咲きます。生育旺盛で、地下茎とおそらく実生でもよく増えます。切り花としても楽しめる花です。



2005年4月前半のページ
2005年5月前半のページ
2005年5月後半のページ
2005年6月前半のページ
2005年6月後半のページ
2005年7月前半のページ