ハボタン
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学 名:Brassica oleracea
科 名:アブラナ科
原産地:ヨーロッパ
植栽場所:カラーガーデン、園芸療法ガーデン
葉の鑑賞時期:12月~3月
花の時期:3月~4月
特徴
夏播きの短命の多年草。日本で改良されさまざまな系統が生まれました。
葉の形や育成された地方により大きく4タイプに分けられます。
葉が丸い丸葉系の東京丸葉と大阪丸葉、葉が丸いが縮れている
名古屋ちりめん、それと葉が切れ込む「サンゴ」やクジャクの
名で売られている切れ葉系です。春先に、淡い黄色のダイコンに
似た形の花を咲かせます。
豆知識 [ケールが牡丹に変身!]】
ハボタンのルーツは、ヨーロッパで野菜として食べられていたケール(キャベツの原種)です。
本種は、江戸時代に日本にきたと言われています。最初の和名は、「オランダナ」でしたが、
よくみるとある花の姿にそっくりです。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」と
うたわれることがありますね。そう、その牡丹の花にそっくりです。
江戸時代の文献「本草綱目啓蒙」(小野蘭山著)には「重葉紫牡丹の如し」と書かれています。
当時の日本人の観察眼は、すばらしいですね!
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<参考①: 湯浅浩史. 2004. 植物ごよみ.p.276-p.279. 朝日新聞社.>
- (撮影日:12月25日)