見頃の植物

レンテンローズ(春咲きクリスマスローズ)

レンテンローズ
学 名:Helleborus orientalis
科 名:キンポウゲ科
原産地:ギリシャ、トルコ
植栽場所:花の庭
花の時期:2~4月

特徴
  耐寒性常緑多年草で、Helleborus属の中では遅咲きです。 性質は強健で日向から半日陰地を好みます。花は径6cm程度で3~4花をやや下向きに咲かせます。 この花と呼んでいる部分は萼に相当し、花弁は退化して蜜腺状となっています。 現在の流通品はほとんどが種間交雑種で、花色は赤、桃、白、緑、複色系など多彩に作出されています。

豆知識 【クリスマスに咲かないクリスマスローズ】
 日本ではHelleborus属の総称としてクリスマスローズという名が用いられており、 実際にクリスマスの頃に咲く種と、今回取り上げたレンテンローズのように春先に咲く種に分かれています。 前者はHelleborus niger 後者はHelleborus orientalisという原種をもとに育種された園芸品種に相当します。 日本では花色の豊富なこのレンテンローズが主に流通しています。レンテンとは、 キリスト教での四旬節にあたる40日間のことをレントと呼ぶことからその時期に咲く花ということで名付けられています。



<参考①: 米村花きコンサルタント事務所>  
<参考②: 株式会社 科学技術研究所>  

レンテンローズ
(撮影日:2月25日)