見頃の植物

カンナ

カンナ
学 名:Canna cvs.
科 名:カンナ科
原産地:園芸品種
植栽場所:花の庭、風の庭
花の時期:7-10月


特徴
 カンナは、1科1属の植物で、地下茎が肥大した根茎性の球根植物です。 別名ハナカンナとも呼ばれ、中南米原産の野生種が盛んに交配され、それらを基に多数の系統と品種が作られました。 花色は赤、緋紅、橙、桃、黄、クリーム、白など、葉色は緑葉と銅葉、斑入りのタイプもあり、非常にカラフルで色鮮やかです。 カラーリーフとして利用されるようになったのは、ここ10年くらいで、ALPHAガーデンにあるものは葉が銅色のタイプです。 草丈の異なる高性種、矮性種があり、夏から秋まで長期間次々と花を咲かせ、花壇や鉢植えに重宝されます。


豆知識 【雄しべが花びらに!?】
 カンナの花の花弁は、実は雄しべが花びらになったものなのだそうです。  6本ある雄しべが1本を残してすべて花びらになり(中には退化する物もある)、残った1本のみが花粉を出して本来の雄しべの機能を果たします。 雌しべの形も少し変わっていて、花の中心にあるへら状のものが雌しべです。 ALPHAガーデンのカンナの花を見てみると花弁と雄しべが一緒になっているものもありました。 花弁の模様やグラデーションも1枚1枚異なるので、ぜひ花のひとつひとつを観察してみてください。


<参考①:花図鑑 球根宿根草(1998) 村井千里,久山敦 監修 株式会社 星雲社>  
<参考②:朝日園芸百科(1988)Ⅲ 球根編 朝日新聞社>  
<参考③:「花と木の名前」1200がよくわかる図鑑 監修:阿武恒夫 (2005) 株式会社 主婦と生活社>  
<参考④: ヤサシイエンゲイ>  
<参考⑤: タキイ種苗株式会社 TAKII Seed net>  

カンナ
(撮影日:6月24日)