コノテガシワ‘センジュ’
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学 名:Thuja orientalis‘Compacta’
科 名:ヒノキ科
原産地:園芸品種
植栽場所:風の庭
花の時期:3-4月
果熟期:10-12月
特徴
洋風の植栽や鉢植え、生垣などに利用される常緑の針葉樹です。
葉は長さ1.5-2.3mmの鱗片状で十字対生し、表と裏の区別がつきにくいです。
ヒノキの葉によく似ており、葉を揉むと爽やかな匂いがします。
葉は緑色ですが、翌年に褐色となって、3年目にはげ落ちます。
雌雄同種で1本の木に雄花と雌花が咲き、球果は未熟時は青く、多肉質で曲がった対の突起があり、秋頃に熟すと裂開します。
枝先にたくさん着いている姿は、木の上にたくさんのお星様がついているようにも見えます。
豆知識【名前の由来は?】
コノテガシワ(Thuja orientalis)は中国、朝鮮半島に自生する植物で、日本には元文年間(1736~1741年)に渡来したといわれています。
現在は世界で広く栽培されていて、種々な園芸品種があり、一般的にみられるコノテガシワは、園芸品種であるコノテガシワ‘センジュ’(Thuja orientalis‘Compacta’)が植栽されていることが多いです。
和名の由来は、見た目のそのまま、葉(正確には枝端の小枝)が指を伸ばした手のひらを縦にして開いてような姿をしていることに由来し、漢字で書くと「児の手柏」「千手」と書きます。
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<参考①:原色日本植物図鑑・木本(Ⅱ)著者 北村四郎 村田源(1979) 式会社保育社>
<参考②:ポケット図鑑 都市の樹木 岩崎哲也 (2012) 株式会社 文一総合出版>
<参考③:「花と木の名前」1200がよくわかる図鑑 監修:阿武恒夫(2005)株式会社 主婦と生活社>
<参考④: 朝日園芸百科(1988) Ⅴ 庭木編 朝日新聞社>
<参考⑤: 植物生態研究室(波田研)HP コノテガシワ(センジュ)>
- (撮影日:7月17日)