ストック
|
| 写真：ストック |
学 名：Matthiola incana
科 名：アブラナ科
原産地：南・西ヨーロッパ植栽場所
植栽場所：カラーガーデン白色ゾーン
ストックは別名アラセイトウとも呼ばれる、アブラナ科の植物です。英名もそのまま“Stock”です。
秋に種を播き、主に早春～春に開花しますが、秋または冬ごろから花を咲かせる超極早生品種もあるようです。原産地では多年草なのですが、日本では夏までに暑さで枯れてしまうので、園芸上では1年草に分類されています。
非常に古い時代から栽培されているらしく、古代ギリシャやローマでは薬草として用いられていたようです。現在の日本では主に切花に利用されますが、花壇や鉢植えに利用されこともあります。
上で述べた超極早生のもの意外にも多くの品種が存在していて、分枝性 (ブランチング) や無分枝性 (ノンブランチング)、矮性の品種などがあり、場面によって使い分けられています。また切花では八重咲きの品種が人気です。花の色も様々で、赤やピンク、白、黄色、紫系の色もあるようです。
淡路島はストックの産地で、島内に導入されたのは昭和10年と古い歴史があるそうです。現在は淡路島オリジナルの品種として，「淡路ホワイト」「淡路ピンク」なるものがあるようです．
それでは、最後に一句…
＜参考①：鈴木 庸夫 (2011) 新ヤマケイポケットガイド12 庭の花, p.21, 山と渓谷社＞
＜参考②：塚本 洋太郎 (1963) 原色園芸植物図鑑I 一・二年草編, p.82, 保育社＞
