ローダンセマム・ホスマリエンセ
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写真:ローダンセマム・ホスマリエンセ |
学 名:Rhodanthemum hosmariense
科 名:キク科
原産地:モロッコ
植栽場所:ロックガーデン(カフェテリア「風の詩」前)
中心部は黄色くぷっくりふくらみ、周囲を白い花びらが囲んでいるローダンセマム・ホスマリエンセの花姿は、丸い黄身に白身が広がっている目玉焼きのように見えました。一方、切れ込みが深く入ったシルバーリーフの葉は、花の人なつっこそうな可愛らしさとは違う美しさを感じました。
姿はマーガレットによく似ていますが、氷点下になると傷んでしまうマーガレットに比べて低温に強く、-10℃程度まで戸外で育てることができるそうです。しかし、高温には弱いため、庭植えする場合には水はけのよい場所が適しているようです。
英語では「目玉焼き」を、黄身の部分を太陽にたとえて “sunny-side up” とも言うそうです(太陽(sunny)の面(side)が上をむいている(up))。
たくさん蕾をつけた学校のローダンセマムは、いま寒さの中に少しずつ感じる春の「おひさま」に向かって花を咲かせはじめています。暖かい日差しの中で見るローダンセマムは、朝食に出てくる目玉焼きが眠たい朝をちょっぴり幸せにしてくれるような、そんな気持ちにさせてくれます。
ちなみに、花言葉は「永遠の愛」だそうです。
それでは、一首
おひさまに 届けとばかりに 背伸びする きみの姿に ときめいた春
<参考①:みんなの趣味の園芸(NHK出版)
http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-827>
<参考②:四季の花色 大図鑑.p.20.2010年(講談社)>