エノキ
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学 名:Celtis sinensis
科 名:ニレ科
原産地:日本,朝鮮半島,台湾,中国南部,ベトナム,タイ
植栽場所:沈水ガーデンからトンネルを抜けた先
公園や街路など身近なところによく植えられているエノキは、
ケヤキやムクノキと樹姿や葉がよく似ていて、
近所でケヤキの大木とされていた木が実はエノキやムクノキであったということも結構あるそうです。
本州、四国、九州、朝鮮、中国の山地に自生し樹高は大きいもので25mに達します。
4~5月ごろに葉の展開と同時に花が咲き、結実すれば10月ごろに赤褐色に熟します。
この果実は生食でき、甘い味を楽しめます。
そして、日本人の生活に深く結びついた木で、
「エノキ」という名前の由来は器具の柄などに使われたことからエノキ(柄の木)とついたとされています。
また、日本の国蝶であるオオムラサキとゴマダラチョウの幼虫の食樹になっています。特にオオムラサキは最近、
平地での減少が見られるので、生息地である地域での薬剤散布には注意が必要です。
花言葉:なし
<参考①:矢口行雄(2009)樹木医が教える 緑化樹木事典,誠文堂新光,pp.162-165.>
<参考②:杉村昇(1998)名前といわれ木の写真図鑑(3),pp.74-75.>