シダレヤナギ
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学 名:Salix babylonica
科 名:ヤナギ科
原産地:中国
植栽場所:花の庭 花のトイレ横案内板付近
奈良時代に朝鮮を経て渡来したといわれ、今では日本全土に植えられています。
1300年前の平城京の大路を飾ったのはこのシダレヤナギです。
また、幽霊がいる木として昔話でもおなじみですね。湿ったところを好みますが、
乾燥にも強く、細い枝が長くしだれるのが特徴です。ただし、萌芽力が強いので、
夏期剪定(と冬期剪定)をしないと鬱蒼とした姿になってしまいます。
枝葉がきれいにしだれるように、空ではなく地に向いた芽を残して剪定することが大切です。
植栽のポイントは、日当たりがよく湿り気のある砂質土に植栽することです。また、
深根性であるため、土層の厚さが十分でない場所や地盤が固い場所では生育が遅いといえます。
またヤナギは折れやすいともいわれていますので、台風時期などは風倒にご注意ください。
花言葉:「非嘆」,「哀悼」
<参考①:矢口行雄(2009)樹木医が教える 緑化樹木事典,誠文堂新光社,pp.204-209.>
<参考②:山と渓谷社(2000)樹に咲く花 離弁花①,pp.102-103.>