ホトケノザ
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学 名:Lamium amplexicaule
科 名:シソ科
原産地:東アジア、ヨーロッパ、北アフリカ
分布:本州・四国・九州・沖縄
植栽場所:分区園
花の時期:11~6月
今月の様子:花
特徴
畑や田んぼ、道端でよく見かける草丈10~30㎝の一・二年草です。2枚の葉の葉腋に長さ約2㎝の紅紫色の唇形花を輪生させます。
花を囲むよう対生する葉の形が、仏の台座に見えることが名前の由来とされています。
また、葉が段々につくことから別名「三階草(サンガイグサ)」とも呼ばれます。
1つの茎から多数の花を咲かせますが、いくつかは花を咲かせることなく、蕾のまま自家受粉で結実するものもあります。
豆知識【ホトケノザは食べられる野草?】
春の七草の1つである「ホトケノザ」は、実はキク科のコオニタビラコ(子鬼田平子)のことを指しています。
そちらはロゼット状の葉が仏の台座に似ていることから、別名をホトケノザと呼ぶそうです。
ちなみに今回紹介するホトケノザには「イリノイド」といって、食べると苦みを感じる成分が含まれており、
これを一部では「有毒成分」と紹介しています。しかし大量に摂取しなければ体に害はないそうです。
この毒性については、あまり詳しく調べられていないようなので、見つけても安易に食べないことをお勧めます。
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<参考①: 野草図鑑【かげきんWEB】>
<参考②: ちいさな園芸館>
〈参考③〉林弥栄. 1989. 山渓ハンディ図鑑1野に咲く花p109,161. 山と渓谷社
〈参考④〉林弥栄. 1983. 山渓カラー名鑑 日本の野草p217.山と渓谷社
<参考⑤: 「春の七草のホトケノザは一体どっちが本物」>
- (撮影日:2月2日)