ハマユウ
-
学 名:Crinum asiaticum var. japonicum
科 名:ヒガンバナ科
原産地:日本
植栽場所:市道沿い
花の時期:7~9月
特徴
暖地の海岸の砂地に生える常緑の多年草。
照りつける太陽に青い海、青い空、そしてハマユウという白い花-なんだかイメージするだけで夏の海にぴったりに思えてきます。
このくっきりとした白い花びらは細長くて基本は6枚、付け根の部分でくっついています。
さらに細長い雄しべは下の方が白で上の方に行くと紫色になります。
しかもこの花はなんと香りつき。
甘い香りを匂うことができ、開花する夜は特に香りが強いそうです。
みなさんもぜひ香りも楽しんでみてはいかがでしょうか。
豆知識 【“ハマ”がつく植物大集合】
8月は“ハマ”がつく植物がたくさん見頃を迎えます。
本校ではハマユウはもちろん、薄紫の花がきれいなハマゴウや赤い実が見頃のハマナス、
そして小さなハマスゲなどの植物を楽しむことができます。
これらは元々海岸で自生していた植物たち。
海岸に行くともっとたくさんの“ハマ”がつく植物を見つけることができるでしょう。
ちなみに、このハマユウの種子は直径2cmほどでコルク質の皮に被われているので水に浮きます。
海岸線に沿って広く分布しているのは、このタネが海に流されていくからではないかと考えられているそうです。
-
<参考①:山渓カラー図鑑 園芸植物(1998)p486 鈴木基夫・横井政人 監修 山と渓谷社
<参考②:山渓ハンディ図鑑1(2009)p417 野に咲く花 林弥栄 監修 山と渓谷社
<参考③: ヤサシイエンゲイ>
- (撮影日:7月22日)