サルスベリ(別名:百日紅)
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学 名:Lagerstroemia indica L.
科 名:ミソハギ科
原産地:中国南部
植栽場所:風の庭
花の時期:7-10月
特徴
樹高3~7mの落葉中木で、庭木や公園樹、街路樹に使われます。
夏を代表する花木のひとつで、一般に紅色や濃いピンク色の花(時々白色もあり)が目を楽しませてくれます。
花は、ふちがちぢれた花弁が6枚あり、枝の先端に円錐形にかたまって次々と咲きます。
幹肌がなめらかで、樹皮が蜑揩ェれやすくうろこ状の模様ができます。
剥がれた部分がつるつるとしていて「猿も滑り落ちる」といった比喩が名前の由来になったと言われています。
サルスベリの仲間は、およそ30種ほどあり、東南アジアからオーストラリアにかけて分布しているそうです。
豆知識 【百日咲く花】
漢字では「百日紅」が当てられるように、開花期間が長いことも特徴の1つです。
その特徴は、古くから謳われており、長い期間花を鑑賞できることが昔の人々にも喜ばれ親しまれていたことがわかります。
『散れば咲き散れば咲きして百日紅』作:加賀の俳人・千代女
『百日紅、又紫薇花といふ、六月以降八九月まで花ひらく、紅艶にして愛すべし、其間百日計あり...』貝原益軒《花譜》1695
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<参考①:講談社.園芸大百科事典フルール 第5巻 夏の花Ⅰ.1980.>
<参考②:集英社.原色植物百科図鑑1.1964.本田 正次, 鈴木 重隆ら>
<参考③:あかね書房.牧野富太郎植物記5=木の花.1974.佐竹義輔監修,中村浩編>
<参考④: サシイエンゲイ>
- (撮影日:7月24日)