ユリノキ‘オーレオマルギナータム’
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写真:ユリノキ‘オーレオマルギナータム’ |
学 名:Liriodendron tulipipifera ‘Aureomarginatum’
科 名:モクレン科
原種:北アメリカ東部
植栽場所:道路沿い企業花壇前
展葉したばかりのユリノキ‘オーレオマルギナータム’は、斑が一段と目立ち、黄色と緑色ががはっきりと分かれていて、一際目立っています。葉の形が特徴的な上に斑入りと来たら、一度見たら忘れられません。
幹はまっすぐ伸びて、樹高は20m以上にもなることがあります。樹形はコロンとした卵型でかわいらしいです。
樹皮にも変わった模様が入っていることがあります。それは剪定のあとですが、ドキッとするかもしれません。一本の木をすみずみまで観察するのも楽しいですよ。
名前の由来は、学名の属名Liriodendoronというラテン語を「百合の木」と直訳しています。
ユリノキの別名は、ハンテンボク、チューリップツリーです。ハンテンボクは葉を良く見ると、写真のようにまるで袢纏のようであるからです。しかし、6裂している葉もあり、袖がおしゃれな袢纏もあるのでご注意を。チューリップツリーは、花の形がチューリップに似ているからです。別名のほうが、見かけに由来していて印象に残るかもしれないですね。
花期は、5~6月頃に黄緑色でオレンジ色の帯がある花をつけます。アルファガーデンでは、いくつか咲き始めています。斑入りの葉と似た色で見つけるのが難しいかもしれません。ぜひ探してみてください。
最後に、一句
梅雨間近 見上げた先に チューリップ(詠み手:松任谷 茜)
<参考①:濱野 周泰.原寸図鑑葉っぱでおぼえる樹木.p112.2008年(柏書房株式会社)>
<参考②:林 将之.葉で見分ける樹木 増補改訂版p.208.2010年(株式会社 小学館)>
<参考③:岩崎哲也.都市の樹木433.p60.2012年(文一総合出版)>
<参考④:矢口行雄.増補改訂 樹木医が教える緑化樹木辞典.P392-396.2013年 (誠文堂新光社)>