ALPHA Garden |
見頃の植物 |
(2005.11.10)
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秋の光の中で |
秋のやわらかい西日に照らされた実技フィールド |
「天高く馬肥ゆる秋」、澄み切った秋空を見上げるとこんな言葉が思い起こされますが、これは元々は中国の農民達が稔りの秋にやってくる北方騎馬民族の略奪をおそれて、警戒を呼びかけた言葉だとか、のどかに青空を見上げてほっこりする詩ではないのだそうです。そうはいってもこの季節、なぜだか心がゆったりと寛ぐのは暑い夏を乗り越えたという安堵感であり、そしてなによりも秋の優しい陽射しのせいではないかと思っています。 |
イソギク 学名:Ajania pacifica 科名: キク科 植栽場所: 風の庭 他 伊豆や房総半島の海岸に自生している宿根草ですが、深い緑に白い縁取りがあるように見える葉も、黄色の花も美しく、生育も旺盛で育てやすいことからもガーデニングに適した植物といえます。花が白と黄色のものや、斑入りの品種もあります。 |
レオノティス・レオヌルス 学名:Leonotis leonurus 科名:シソ科 植栽場所:道路沿い花壇 属名は「ライオンの耳」の意。南アフリカ原産の大型の宿根草で、今年は台風の害が少なかったせいか、2mほどに成って咲きました。が、枝振りがばらつくので、夏に切り戻してやるといいのかも知れません。秋空に映えるオレンジの印象的な花です。原産地では薬草としても珍重されています。 |
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ノジギク 学名:Chrysanthemum japonense 科名:キク科 植栽場所:エントランススロープ上、宿根草ボーダ他 兵庫県の県花として知られるノジギクは、日本にしか自生していない植物ですが、野生の自生地は減少傾向にあり、県のレッドデータにもランクされています。カモミールサイズの花が密に咲き、ALPHAガーデンでは秋の定番です。 |
ツワブキ 学名:Farfugium japonicum 科名:キク科 植栽場所:四季の庭ほか 日本庭園にはおなじみの植物ですが、この時期四季の庭の流れの周囲を明るく彩ります。つややかな丸い葉も美しく、蕗のように葉茎を食べることも出来る、有用な花です。斑入りの葉など園芸品種も豊富です。 |
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クジャクアスター(八重咲き) 学名:Aster cv. 科名:キク科 植栽場所:校名板の前、宿根草ボーダーなど 2年ほど前に仕入れた苗ですが、連作障害がでるのか、花壇に植えたものは春から夏にかけて病気が出やすく、多くが枯れてしまいました。しかしバックヤードに移植したものはノーメンテナンスでも元気に咲いていたりします。生き残った株は9月頃に短く刈り込んだこともあり、30cmほどのほどよい丈で、美しく咲きました。ピンクの花もあります。 |
イチゴノキ ’コンパクタ 学名:Arbustus unedo 'Compacta' 科名:ツツジ科 植栽場所:カフェテリア裏 あまりにもマイナーな場所に植わっていたので、こんなに大きく育っていることに気づきませんでした。イチゴというよりはヤマモモにそっくりな赤い実を付ける地中海地方原産の常緑樹です。インターネットで検索するとフランス語のページがほとんどだったので、英語圏では余り栽培されていないのでしょうか。花と実が同時に楽しめる(実は前年の花についたもの)にぎやかな木です。 |
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ユリオプスデージー 学名:Euryops pectinatus 科名:キク科 植栽場所:エントランススロープ、展示見本園等、園内各所 また今年もユリオプスが元気に咲く季節がやってきました。南アフリカ原産で、開花期間の長く、また花のない季節もシルバーがかった緑の姿は花壇の中の引き立て役にまわるので、大いに活用したい植物です。零度を下回る寒さは苦手です。 |
ハマボウ 学名:Hybiscus hamabo 科名:アオイ科 植栽場所:実技フィールド 兵庫県内では洲本の成ヶ島にしか自生していないと言われる、日本原産のハイビスカスです。夏にオクラの花によく似たクリームイエローの花を咲かせることはよく知られていますが、秋の紅葉の美しさにも注目したい植物です。来年は庭園内に移植したいと思っています。 |
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ヒメツルソバ 学名:Polygonum capitatum 科名:タデ科 植栽場所:風の庭、花の庭など ALPHAガーデンを代表する秋の花と言えばこれです。タデの仲間だけに、繁殖力が強く、時に雑草のように扱われることもありますが、ピンクの丸い花を一面に付け、葉も寒さで赤く色づく秋、周囲の空気までをピンク色に染めるようです。 |
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今月の花 ページトップを飾る花について紹介する欄ですが今回は趣向を変えて、秋をテーマに園内の風景をいくつかご紹介します。 自然と花が少なくなるこの季節、樹木や、オーナメンタルグラスの存在がいかに庭園づくりに不可欠かと言うことがよくわかります。グラス類の空気感や、樹木のシルエット、カラーリーフの彩りが秋から冬の庭の主役です。 美しいシーンをつくりだす庭、管理が大変でない庭をつくるポイントは花と緑(樹木や、グラス、灌木)のバランスです。たっぷりの緑に花を少々。あなたの庭でも実践してみてください。 |
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夕日に照らされるオーナメンタルグラスボーダー | ||
シマサルスベリの紅葉もなかなかのものです。 |
メキシカンブッシュセージ(サルビア・レウカンサ)はだんぜん群生させたほうがきれいです。 |
おまけ:学祭の名残りのシシ神様
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