見頃の植物

ムスカリ・アルメニアクム

ムスカリ・アルメニアクム
学 名:Muscari armeniacum
科 名:キジカクシ科(旧ユリ科)
原産地:ユーゴスラビアからトルコ、コーカサス地方まで
植栽場所:花の庭
花の時期:4月

特徴
長さ10~30cmの細長い葉を出し、 ブドウの房のような形の花を咲かせる球根植物。 1つ1つの花は、つぼ型です。 花のあとに、丸形の実がなります。 ヒアシンスよりも全体的に小型です。 花序の下方につく花は、実がなりますが、 上の方につく花は実ができないことが多いです。

豆知識 【ムスカリの名前の由来】
 野生種には特有の香りを持つ種類があり、それが名前になっています。 ムスカリは、ムスク、ギリシャ語の麝香(じゃこう)に由来します。 また、ムスカリの由来となったのは、野生種のMuscari muscarimiで あるといわれています。  イラク北部の洞窟の中から、故人に捧げたであろうと思われる ムスカリの花の花粉が見つかっています。 その年代を調べると6万年前になるといわれています。 よって、ムスカリは、人類最古の利用花の1つといえるでしょう。


<参考①: 朝日園芸百科第4巻.朝日新聞社(1988年)  
<参考②: 愛蔵版・花おりおりその二. 湯浅浩史・矢野勇・平野隆久・茂木透. p.168. 朝日新聞社   
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ムスカリ・アルメニアクム
(撮影日:3月29日)