ALPHA Garden |
見頃の植物 |
(2006.4.28)
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春爛漫 |
マグノリア’エリザベス’Magnolia 'Elizabeth' |
ウメは咲いたか、サクラはまだか(古い?!)と待ちくたびれた心とはうらはらにピンク色に包まれる季節はぱっと終ってしまいました。大事な時期に「見頃のページ」の更新が遅れましたこと深くお詫び申し上げます。
さて、ALPHAガーデンはただいま花盛りです。あちこち手が回らないところが目に付きはしますが、今年はなんと言ってもモクレンの仲間(マグノリア属)が美しく咲いています。とくに、クリーム色の花が珍しい‘エリザベス’は全ての枝に形の良い蕾をたくさんつけて、今まさに最盛期を迎えようとしています。モクレンは花が大きいので、咲ききってしまうとちょっと汚くなります(落ちた花びらも)ので、咲きかけの今ごろが一番いいように思います。その他花カイドウやエスパリエの木も見頃を迎えており、花バス利用のお客様も多く来られています。 |
アネモネ 学名:Anemone coronaria 科名: キンポウゲ科 植栽場所: 花の庭 なじみ深いの春の球根花です。花も大きく、色もはっきりとしているのに、春の柔らかい日差しの下ではとてもおしゃれで、女性的な印象です。 |
ジャーマンカモミール 学名:Matricaria recutita 科名:キク科 植栽場所:花の庭、キッチンガーデンなど ハーブとしてよく知られている花です。この季節ならではの新鮮な花のティーはさわやかな香りでほっこりとさせてくれます。華やかさに欠けますが、春の庭にぜひほしい植物。 |
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イベリス(&ビオラ ソルベYTT) 学名:Iberis semperivirens 科名:アブラナ科 植栽場所:花の庭など 石積の間から毎年お約束通りに顔をだしてくれる真っ白の花は上質のレース刺繍を思わせます。ギリシャや西南アジアの原産で和名はトキワナズナ |
ハナモモ 菊桃 学名:Prunus persica 'Kiku' 科名:バラ科 植栽場所:花の庭 まるで菊を思わせる細長い花弁が特徴的です。濃桃色の花を枝いっぱいにつけた姿は人目を引き、庭を一気に華やかにしてくれます。 |
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エシュショルツィア’サンデュー’ (&ネモフィラ) 学名:Eschscholzia caespitosa 'Sundew'' 科名:ジンチョウゲ科 植栽場所:エントランススロープ 苗を植え付けるときはいつもちょっと冷や冷やするか弱い印象のこの植物。満開の姿にほっと胸をなでおろし、太陽に輝く菱形の花姿に今年も植えてよかった、と嬉しくなります。 ネモフィラも定番の花です。空色の花は目が覚めるようです。。 |
シャガ 学名:Iris japonica 科名:アヤメ科 植栽場所:竹林 白い花弁の真ん中に橙色の突起と、紫の斑がはいるデリケート美しさのある花ですが、栽培は容易で、繰り返し楽しむことができます。日陰の庭に木漏れ日が差し込んだような明るさです。古く中国から渡来したと考えられています。 |
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ベニバナトキワマンサク 学名:Loropetalum chinensis var. rubura 科名:マンサク科 植栽場所:園内各所 その名の通り紅色(濃いピンク)の花もですが、紫の葉も美しい花木です。自然樹形でも刈り込んで生け垣にも使えます。学内ではカフェテリアの裏に咲いている赤に近い濃い花色の木が美しいです。 |
シモツケ’ゴールドフレーム’ 学名:Spiraea japonica 'Gold flame' 科名:バラ科 植栽場所:園内各所(校名板の近くに大きな固まりがあります) 花はまだ少し後になりますが、オレンジと黄色の新芽がとても美しいので、ご紹介します。ピンクの花も美しく、秋の紅葉も楽しめる、大変重宝する植物です。 |
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And many more... (ゆっくり紹介しきれないのですが、たくさんの花たちが皆さまのお越しを待っています、) |
今年から登場しました! シジミバナ Spirea prunifolia |
植えたわけではないけど… ポピー |
もっと目立つ場所に植えてあげたい… 花カイドウ Malus halliana |
鬱金桜?? |
初夏の陽気に包まれた5月1日、出足が遅れていた花たちが一気に蕾を膨らませたようです。数日前までは全然気が付かなかったのですが、2日にふと中庭のダビディア(ハンカチノキ)をみたら白いハンカチがたくさん風に揺れていてびっくりしました。 |
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庭づくり ことはじめ2 ’適材適植’ 植栽環境について 春が来て、ALPHAガーデンも一気に賑わってきました。昨年の夏~秋を比較的平穏に過ごせた(台風の直撃が集中した一昨年に比べて)こともあって、痛めつけられた木々もいくらか回復し、蕾もたくさん付けて楽しませてくれています。前回は庭づくりことはじめ1として、土づくりの大切さについて書かせていただきましたが、ALPHAガーデンの地面の下はまだまだ改良の余地有りです。なかなか一気にやりかえることはできませんが、構造物とは違って、時間をかけて作っていくということも庭づくりの一つのよさであり、焦らず、あきらめず、じっくり取り組んでいきたいと思います。 さて、今回は地下ではなく、地上の諸条件について考えてみましょう。どんなに小さな庭でも陰、日向があったり、風通しの悪い場所や、寒々しい場所などがあります。また一口に日陰と言っても、一日中日が当たらない場所や、半日だけ当たらない場所、あるいは木漏れ日のように部分的に日が差すような場所があります。そして狭い日本、さらにその中の関西というエリアに限定してみても、気候はさまざまで、植物に与える影響もそれぞれです。 その環境に適した植物を選択して植えるということは、管理が容易になり、結果としていつも美しい庭づくりにつながるように思います(夏は日陰を作ってやり、冬は掘り上げて温室に入れなければいけない植物ばかりだとしたら大変です!)。地面の下の条件と合わせて植栽環境を見直し、無理のない植物選びから庭づくりを楽しみましょう。自然条件と、自分がどれだけ手をかけられるかという管理の条件と合わせて、植物を選びましょう。適した環境下では、植物は自らの力で美しく育ってくれるはずです。 |
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*見頃のページをご覧頂いた(ている)皆様、ありがとうございます。最近は見頃の花情報以上にあれこれ書かせて頂き、やや暴走気味(?!)です。どうぞ皆様の忌憚のないご意見(異論・反論etc)をお寄せ下さい。alpha@awaji.ac.jp |
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